まさかのBlu-ray化
以前、DVD化したときは買えなかった。子供の頃に連続してみたわけでは無く、恐らく再放送で観たり観なかったりとしていたから印象的なストーリーくらいしか覚えてない。
と、いうわけで届いた
実際に観始めたのはGWにログインしてから。
いや、今年の一月は「ヤヌスの鏡」消化に忙しかったから!
キャラとかストーリーの感想
各キャラ
メモル
実年齢24歳に驚いた(笑) 地球人換算で6歳くらいらしいが。全50話を通して結構トラブルメーカーじゃないか?と思った(笑) 尤もその行動力と結果は大好きなマリエルのためというのもあるけど。マリエルの学校がある地域まで遠出したりと少々勝手なところがある。
一方でリルル星人やオスカーなど多くの協力者と連携して困難を超えていく強いキャラだと思った。
メモルの涙は万能薬?
ネタバレになるけど、死にそうになったマリエルを2回も救ってる。メモル達が高度な文明を持つ宇宙人と言うことでSFっぽいところがあるけど、こういうところがファンタジーなのかもしれない
マリエル
第1話からすでにヤバい状態だった。体調もだけど生きることを捨てていた。と、いうか数あるアニメ作品の中でも第1話で一度死ぬキャラはこの作品くらいなんじゃなかろうか(^^;
ちょくちょくと父親から電話はかかってきてるけど、結局一度も登場することはなかった。元々の設定は父親も母親も故人という話しだったらしいが。
服やアクセサリなどモノしか送ってこない状態だから、愛情が少なくて寂しい生活だったのだろう。
物語が進むにつれてメモル、ポピット、ルパング、ピーの活躍によって最初は心の静養ができた。
メモル達が引き起こしたトラブルの被害者でもある(笑)
ただ、それもマリエル自身が楽しんでるような。大体のことは笑って許したり、大人に怒られても気にもしていない感じ。
基本的に良い子だけど、悪知恵も働く子
素のマリエルはお転婆なのかもしれない。家庭教師の監視などで心を閉ざしたり、父親の気を引くために良い子でいようというしたのかもしれない
なぜオスカーと結ばれなかったのか…
まぁ、グレイスの扱いに関係するところだけど。たぶん、失恋してオスカーとグレイスが結ばれても、マリエルにはメモルがいるから…という話なのだろうが。
オスカー
一番悪知恵が働くキャラだと思う(笑) ポピットやルパングと結託して色々と悪知恵出してる(笑)
堂々としているというか図々しいから個人的には好きなキャラ。いざというときの行動力も凄いし、頭の回転が速いから危機回避能力も高い。ただ、それでも子供だからヌケはあるんだけど。
リルル星人を世間に隠すために一番奔走した功労者。
いつからマリエルを意識したのか?
なんとなくだけど、結構初期の頃じゃないか?と思う。メモルを認識してリルル星人の存在を隠すためマリエルと協力し始めて、メモル達からマリエルのことで色々と相談(近況状況とかも含めて)を受けているうちにマリエルのことがよく知れたのかと:-)
幼なじみのグレイスとの関係性
物語終盤で思い出話として登場した子供の頃のオスカーとグレイスは仲が良さそうな感じだったけど。さらにグレイスの告白ではマリエルの登場でオスカーが自分から離れていってしまう…と語ってるけど、グレイス初登場の段階でオスカーから辛辣な対応されているから「?」って思った。
実は物語が始まる前にグレイスの我が儘ぶりがすでにあってオスカー自身も面倒になっていた可能性。
グレイス
故 白石冬美さんの声が最高すぎる。時折パタリロにも聞こえるが(笑) 学校編ではマリエルにちょくちょく嫌がらせをして大体はそれによってトラブルになるけど、オスカー達の行動でうやむやになったり自分が恥を掻いたりと(笑)
オスカーへの愛
ピアノの腕は恐らくマリエル以上で努力家であり、将来ピアニストになる夢を持ち、オスカーに振り向いて貰うことに一心な子。愛は本物だろうけど、目的のために手段を選ばない(焦りがすごい)ところで損をしてる。終盤でオスカーから見限られたけど、メモルとマリエルの説得で結ばれたから良かった…のか?
プライドが高い故に自分のことを話したがらないし、弱音も見せない。
終盤でメモルにだけオスカーのことを語っていたシーンは個人的に好きなところ。そのシーンの一部で「あ!この表現の仕方、姫野美智さんに違いない!」と思って確認したら当たっていた(笑)1
最初はイヤなキャラだな…と思ったけど、グレイスも苦しんでいたんだな、と思った(イジメは良くないが)
ポピット・ルパング・ピー
いつも一緒にいる子供達。当初はリルル星人200人ちょっとの中で4人しか子供がいないのか?と思っていたけど、様々なシーンで他にも子供はそれなりにいたことがわかった。たまたまこの4人にフォーカスを当てただけっぽい。実は問題人物の4人かもしれないが(笑)
ポピットは実はメモルのことが好きなんじゃないかと勝手に思ってるけど、そのあたりは深掘りされていなかったからさてはて。父親がバイオリンを作っては音が気に入らないからたたき壊して…、端からみるとどういう家族なんだ?と思ったけど、ポピットは何も感じてないのか考えるのを辞めたのか(笑)
ルパングはマリエルが好きで2、自分だけ置いてけぼりになるとふてくされる子供らしいキャラ。いつも置いてけぼりを食らってるんだよなぁ(笑)
ピーは子供らしく兄の言葉を真似て喋るキャラ。西原久美子さんが演じる子供の声は最高。公衆電話のダイヤルを回すシーンは観てて面白かった(笑) 珍しくピーが大活躍していて(笑)
村長・バーバラ
おじいさん役といえば宮内幸平さん!メモル達を諭すときの声のトーンと、情けないときの声3のトーンがまんま亀仙人(笑)
バーバラの声がタラちゃんの声優だとは知らなかった。村長との掛け合いが楽しい。少々心配性なところがあるけど、ひとえに乳母としてメモルを愛してるんだなぁ…と思った。
33話でマリエルの別荘の方向へ向かったミミズクを見かけたポピット達がバーバラに「村長が自室にいるか確認してくれ」と言われて渋々確認したら実際にいなくて、階段から転げ落ちるシーン4は爆笑した
「どうなさったんです?旦那様。階段を逆さまで降りてくるなんて」
暢気な会話だと思った(笑)
ストーリー
全50話。前半はメモルとマリエルが信頼を築く、リルル星人の暮らしぶり、メモルとマリエルの別れ。後半はメモルがマリエルと一緒に暮らして、人が多い街でのドタバタを繰り返し、最後はリルル星へ帰るためマリエル・オスカー・グレイスが奔走する。全体的に嫌な気持ちや後味が悪くならない構成だった。
虐められているマリエルのシーンは…ってところはあるけど、メモル達多くの仲間がいるから、マリエルも心が鍛えられてきて動じなくなったという成長が見られた。メモルも仲間達に助けて貰いながら成長したと思う。
ストーリーも終盤になってくると「もう、メモルとマリエル結婚しちまえよ!」と思った(笑)
サントラCD
2005年に発売したことは知っていたけど、なぜかムック本しか買ってなかった。20年も経過して入手できるか?と思ったけど、すでに生産終了。Amazonマーケットプライスで見つけたが28,000円。かなり悩んだ結果、「ここで買わないと後悔するな…」と
25話「二人を結ぶ風の手紙」の終盤でマリエルが弾いた曲が気に入っていて、きちんと収録されていて嬉しかった:-)5
まとめ
こういったファンタジーアニメは最近観ないので、また再放送とかして今の子供達にも観てもらいたい。
また暫くしたら第1話から見直したい作品。久々に良い買い物をした。
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