たまたまkindleのオススメで出てきた。
最近は週間少年サンデーを読んでないので第1話と第2話のお試しを読んでみたら気に入ってしまって一気買いした。
(注)ネタバレを含む
後日譚がメインのマンガって珍しい
最後のオマケとかで後日譚というか後日談が掲載されることはあっても、それがメインストーリーとしてかかれるマンガは自分の知る限りなかったような。
主人公が長寿のエルフということもあって、勇者ご一行の道筋をそのまま辿っていき、その間に当時の思い出をだす方式は面白いと思った。
魔王討伐の際は子供だったけど、今は歳を老いているとか。
個性豊かなキャラ
僧侶ハイター
勇者一行メンバーの中では僧侶のくせに酒が好きなハイター。思い出の中で酒で失敗することが多く、アンデッドみたいな顔色で死にそうになってるとか(笑)
魔王討伐後は酒を絶ったようだけど、酒を飲んでいても飲んでいなくてもムードメーカーなところは変わってなくて、嫌いな食べ物をフリーレンの皿に放り込んだりとかしていた。
魔法使いフェルン
冷静に突っ込んだり辛辣な言葉をだしてくるフェルン。魔法に関して天才的な素質を持っているけど、後に出てくるシュタルクとかザインに対して容赦ない言葉を浴びせてきて、しかもすぐにムクレる(作中に「むすー」「むっすー」とか出てる) この顔がいい!潰れ肉まんとまで言わなくても顔がまん丸で可愛い! もうちょっとシュタルクと仲良くして(笑)

斧使いシュタルク
登場時、実戦経験が全くなくて魔物討伐に怯えていたシュタルク。勇者一行に連なるアイゼン(ドワーフ)の弟子。アイゼン曰く「全ての技術をたたき込んだ」と言うだけあって実力は高い。けど本人はそれに気づかずビクビクしている。最初はその部分をフェルンが「こいつダメです」と初対面なのにバッサリ切ったシーンがシュタルクにとって女性から初めて辛辣な言葉を頂戴したのかもしれない。
これからの活躍(ギャグ要素も含めて)に期待したい。
僧侶ザイン
治療能力が高い僧侶ザイン。中身はハスター以上の破戒僧(笑) なんだろう。原作者は僧侶に何か思うところがあるんだろうか(笑) 大人な余裕もあって、相談を受けることが多い(フリーレン曰く、相談は僧侶の役割1)。フリーレンは年齢は上だけど大人か?というと疑問だから、そうなると3人とも子供でパーティを組んでることになるからザインは必要だと思った。
魔法使いフリーレン
エルフのフリーレン。1000年以上は生きてるらしく、それ相応に経験はあるみたい。ただ、過去に魔法で負けたこともあり、作中のジョーカー的な存在ではない模様。
魔王討伐に誘われて、見事魔王討伐は成し遂げたもののパーティメンバーがほぼ人間ということもあってあまり人間を知ろうとしなかった。人間の寿命が短いから知っても仕方ないというエルフならではの価値観があって、物語最初の勇者ヒンメルが亡くなった時に改めて人間を知ろうと思った。そのために魔王討伐の旅で使ったルートを再度なぞる形で出かけることになったのがこの漫画のスタート。
ギャグに近いけど暖かい気持ちになる漫画
強い敵は出てくるけど、インフレを起こすような展開にもならず、主人公側も成長中ということもあって派手なアクションはないが、戦闘より道中の人間模様や町の雰囲気、魔王討伐の後の状況とかを丁寧に描かれているのを楽しむ感じ。読んでいて笑うところも多いけど、気持ちが落ち着く感じ。
週間少年サンデーは「境界のRINNE」が連載終了した後は立ち読みすらもしなくなったので、この作品を知ることが遅れてしまった。 これはかなりオススメできる漫画だから今後の連載を期待したい。
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