Windows7と同時にWindows Server 2008 R2も1/13にサポートが切れた。
かつて?鼻毛鯖と呼ばれたNECのサーバを購入して約10年。とうとうMS社のサポートが切れた。11月くらいに「そろそろ新しいサーバを購入すべきかこれを機に買うのを止めるか」と考えていたらサポートが切れてしまった。
Active Directoryは仕事で学んだこともあるけどほとんど独学でやっていて、それも限界に達していたからこのあたりが引き際かな…と。個人的にはO365と連携できるAzure ADコネクトなるものも試したかった。
自作機にWindows NT4.0 Server ⇒ Windows 2000 Server ⇒ DELLの法人サイトで何故か個人名義でサーバを購入してTechNETライセンス1のWindows Server 2003 R2 ⇒ NTT-Xで鼻毛鯖という感じでほぼほぼ新しいWindows Serverを使ってきたけど、2012や2016には手を出さず今に至ると。
単にWindows Serverに飽きてきたってのもあるし、歳をとったのかセットアップが面倒になってきていた。
Windows ServerからただのNASにしてしまうか。。。
写真データもあるからサーバを取っ払ってもNASだけはどうしても必要。QNAPやSynologyとかを調べてたら良い製品が多いところに心が引かれた。RAIDも組める、iSCSIも組める、DLNAも対応。しかも消費電力はそこまで高くない。確かに悪くない。悪くないんだが、タワー型サーバとはいえ長年部屋に鎮座したものが無くなってこぢんまりしてしまうところを想像したら「これじゃない」。いや、サーバ機の補助としてのNASならOKだ。
サーバを買おう(笑)
まずはNTT-Xでざっと確認。前回はPentium Dだったから、今回初めてXeonを選択した。OSはWindows Server 2019、メモリは16GB、HDDは1TB×2本でRAID1構成済み。NICも2つ搭載。増設HDD2本をそれぞれ6TB。以前SeagateでRAIDも組まずに使っていたらロット不良ですっ飛んだ苦い思い出があるので、今回はWDにした。
計、約26万円。
ん?一昨年買ったMacBook Proもそんなもんだったか。Surface Proなんて30万円くらいしたしな。それに比べればドッコイドッコイか。2
サーバ機が到着
箱の写真は撮らなかったけどメチャクチャデカかった。鼻毛鯖も同じもんか?と思ったけど、全長は今回のサーバのほうが長かったから気のせいだった。早速開梱して腰を痛めないように慎重に取り出す。

3.5インチHDDを4本搭載できるユニットが初めから入っていたから、まずは増設HDDは2本で良いかと思ったら、例の1TBの2本がすでに埋まっていた。3危ない。余計な出費をするところだった。
増設HDDをスロットに入れたはいいものの、問題はケーブルの取り回し。差し込む順番もさながら、ただでさえコネクタ同士の距離が短いわ、コネクタの向きを反転させないといかんわでケーブルが断線するんじゃないか?心配した。しかも最初の1TBのケーブルも一旦外さないといけないから久々に四苦八苦した(^^;
自作機もやらなくなったからこのあたりの作業は実に10年ぶりだ。
試しに火を入れた
ぶぉぉぉぉんんんん!!!!!
夜に起動したもんだからすっげー驚いた(笑) そうだ。Xeon機はこんな音をだしたわ4

5年前にWS2012R2で構築した経験は少なからずあるので、サーバーマネージャとかの使い方は知ってるけど、こういうときに横着すると大変なことは思い知ってるので、念のため恐る恐る操作をしてみる。
夜も遅かったのでデスクトップ画面まで出して終了。
ネットワーク周りとActive Directoryの設定
NICが2枚あるのでまずはチーミングだ!ってやってみた。(後から問題が出るのも知らず) 次にActive Directory新規作成。今回はこのブログのドメインを使わずO365用のドメインを利用する。ユーザは自分一人しかいないからそこは良いとして、問題は旧Active Directoryドメインに参加しているSurface Proを離脱させて再登録するところ。念のためバックアップを取ってからPCの初期化はせずドメイン参加したあとでプロファイルを削除するという方法。昔でいうall usersに該当するプロファイル内にある設定情報は引き継げるけど、それでもやはり問題は発生するもんだ。例えばOne Driveの「ファイル オンデマンド」機能はエクスプローラーと連動することから選択したファイルまたはフォルダを右クリックすると常に利用するかどうかを選択できる。そのメニューが無い(笑) 念のためOneDriveを再インストールしても変わらない。ま、いっかと思いつつ現状は放っておいてある。やはりWindowsはきちんと初期化してから再セットアップしたほうが良さそうだと今更ながらに思った。
NICのチーミングを行った後の問題というのが、PCからリモートデスクトップを使うと接続して画面転送も操作もできるけど、暫くするとセッションが落ちるという現象。原因が暫くわからなくてとりあえずチーミング機能を無効。その後に色々と調べたらチーミング設定のオプションみたいなところに問題が有った。ただまぁ、企業用のスイッチを使ってるわけでもないしそこまでのパフォーマンスは得られなかったから結局無効にした。NIC自体は落としてないから今度何か別のことに使おうと思うが、それ用のセグメントを作るとなるとそれ用のPCが必要になる。手元にある余ったPCというと無理矢理Windows 10にアップグレードした10年前のLet’s noteと9年前に衝動買いしたMacBook Pro。さすが検証用PCとしても厳しいと思ってるけど今更売れないしどうしようかと思ってる。中古で買ってもいいんだけども。
iSCSIを設定した
Surface ProとMacBook Proから別々のボリュームを設定して接続はできた。ただ、MacにはiSCSIイニシエーターが実装されていないからフリーのイニシエーターで接続…と実施したところ、ソフトによってターゲット(サーバ側)が見つかったり見つからなかったりと。見つかっても暫くすると勝手に切断されるという変な現象が発生。DAEMON Toolsのオプションでイニシエーターが使える(800円)とあったので試しに購入して試したら接続はできるが暫くすると勝手に切断。。。どうしよう…と。もう少し高価なglobal SANを買うか…あ、お試しがあるからやってみよう⇒ターゲットが検索できずorz
イニシエーターが悪いのか、それともWindowsサーバ側のターゲットが良くないのか。QNAPがあれば原因切り分けが出来るんだろうけどもそこまでするかが迷うところ。。。
あとは何をしようか
IPsecサーバを立てて外出からアクセス…と思ったけど、コロナのこともあるからそんなに外出することもないし、今だとクラウドもあるからわざわざ自宅のネットワークに入ることもないしなぁ。ファイル整理していたら昔のホームページが出てきたからリンク先を編集してIISで作動させるとか。
久々にネットラジオみたいなストリーミングをやってもいいけど、Windows Media Encoderは無くなってしまったんだよなぁ。昔のフリーソフトとかで設定してみるかなぁ。
Azure Active Directory(Azure AD)コネクト
今回のサーバに設定したActive Directory情報をO365側のAzure ADへ転送して同期を取ろうと思ったところ、よくよく説明書を読んでみたらADサーバにAzure ADコネクトを入れることは推奨していないという。つまり、もう1台実機のWindowsサーバを設置するかHyper-Vとかで仮想でWindowsサーバを設置するかの二者択一。
そういや以前、研修で習った気がする。
んー、MSDNを契約した方がいいのか。10万円とかするんだよなぁあれ。
まとめ
Windowsサーバを習いたてのころは物珍しくて色々と触っていたけど慣れてきたのと若さがなくなった今、昔ほど意欲がなくなってきてるのも事実。ただ何もしてないとドンドン忘れていくし技術者として遅れていってしまうから適度にやる気を出しつつ試していきたいと思う。それなりに金もかかった事だし(笑)
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